
↑↑平飼いです。
ちょっとグロイ話になるので心配な方はスルーして下さい。
因みに、私もこの話を3年前に聞いて、途中気持ちが悪くなり数ヶ月卵が食べられなくなりました。
人間が10年間食べ物だけ与えられて4畳半の部屋に閉じ込められ、外出もせず軟禁状態で生活したらどうなるだろうか。
精神に異常をきたして病院送りになるか、自殺してしまうかもしれない。
鶏の寿命は約10年。
上手に飼育すると15-20年生きると言われている。
人間と同じ動物の鶏も同様で、10年間50cm四方の小さなケージに閉じ込められ、卵を機械のように産むために飼われた鶏はもちろん病気になってしまうのは間違いない。
これは、毎年代々木公園で開催されているべジ・フードフェスタのMeet Outのコーナーでパネラーのエコ・アドヴェンチャーでエコ探検家のマイケル・ベイリーさんが語っていた話である。
ケージ飼いされた鶏は、まず、デバーキングといって鶏同士がつつきあって怪我をしないように、口ばしを切り取ったり爪を切ってしまったりする。
一生をケージの中で過ごし、卵を産む機械のように飼育されている鶏は、極度のストレスで大半が病気。
食のドキュメンタリー映画 『フードインク』 の映像でも流れたが、お尻から内臓が出てきてしまったり、足に障害を抱え歩けなかったり、ケージ飼いの鶏にとって過酷な環境で飼われている。
反対に、
平飼いは鶏舎内、又は屋外において、鶏が床面または地面を自由に運動できるようにして育てられる。
鶏はストレスもなく、のびのびと歩き回り自由な身で、そんな環境で卵を生む。
卵はそこかしこに落ちていて、それを拾う。
餌も自然に生えている草だったりする。
どちらがカラダにいい自然の恵みの卵かどうかは一目瞭然だろう。
内臓がお尻から飛び出てしまい、また歩き回れず足が退化し折れてしまった鶏の卵を食べたいと思う人はいないのではないかと思う。
どちらを選択するかは人それぞれ。
平飼いの卵は少しお値段が割高だが、このような経緯を考えるとやはり平飼いを選ぶ事になる。
また、平飼いは、緑餌をたくさん与えるので、黄身の色はレモンイエローです。
一般に流通している卵と比べると色が薄く感じられるかもしれない。
濃いオレンジにしたければ、パプリカの粉末や、マリーゴールド系の着色料、化学合成着色料を与えればいい。しかし、これらには輸入飼料の残留農薬や防腐剤の心配があり、卵の色の為だけに余計な餌は与えません。また、飼料の安全を考えると、遺伝子組み換え飼料ではないもの、放射能の影響がないものをである必要がある。
よく「黄身の色の濃さが卵の中身の濃さ」であるかのような、間違ったイメージを消費者に与えている広告を目にする。
卵の色は鶏が何を食べているかによって決まる。
着色要素を取り入れれば容易に色の濃い卵を産む。
逆に米ばかり与えると黄身が白くなる。
黄身の色の濃さイコール味の濃さではない。
そして、黄身・白身がしっかりしていて弾力があり、卵独特のコク、濃厚な味わいがある。
したがって、
鶏卵を選定するには、生産者の顔が見えればよい、だけではない。
平飼いが前提で、飼料にもこだわったものが、ベターと言える。
追伸:有精卵か無精卵か、という選択があります。一部では有精卵の方が栄養価が高いという諸説はありますが、栄養学的には、無精卵、有精卵の違いはないということになっています。特別な環境で生産された生命力のある卵だということで理解されているようです。有精卵と無精卵の違いについてはこちら。
参考:
http://ameblo.jp/miotokyo/entry-11281824080.html
http://kobatama.com/egg/color



